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姉の貸し事務所、郊外に移転する

姉は布作家をしています。これまで都内に工房と事務所機能をもった貸し事務所で仕事をこなしていました。最近、姉の作品が雑誌やテレビにとりあげられるようになったこともあり、若い世代を中心に注目を浴びるようになりました。すこしの間に、その噂をきいた雑誌の編集者やギャラリーの関係者が作品を載せたい、だとか個展をやらないか、などというお話がどんどんくるようになりました。これまで姉はバイトなどは募集せず、たった一人でデザインから作品づくり、販売や業者との連絡など細々とこなしていました。

ところがいよいよ仕事の活動域が広がるようになると、とても一人ではやりきれなくなり、しかし人を入れるとすると、これまでの貸し事務所ではとても手狭で身動きがとれません。時間も限られる中で、仕事をうまくまわすためにも、事務所の移転は避けられない選択でした。たまたま、兄が不動産会社に転職していたので、よさそうな貸し事務所はないかリサーチをお願いしました。本当は都内の方が何かと便利ではありましたが、都内で広々とした貸し事務所を設けようとすると、これまでの賃料の倍はかかってしまうとのことで、姉は発想をきりかえ、閑静で落ち着いた場所に移転すること検討し始めました。

幸い姉の仕事は、都内じゃないとできないという種類ではないので、郊外の自然が豊かな場所に事務所を移転することで、賃料をおさえ、かわりに申し分のない広さと新しさを兼ね備えた物件を見つけることができました。姉はとても快適にスタッフの人と働いています。